アジアのシリコンバレー!?深圳は何がすごいのか

アグレクションの製品のほとんどは、深圳(シンセン)にある工場で生産しています。

我が社と関係が深い、「深圳」ですが、みなさんどのようなイメージをお持ちでしょうか。

今回は発展し続ける都市、深圳についてお伝えいたします。

「アジアのシリコンバレー」と呼ばれている?

近年、深圳は「アジアのシリコンバレー」と呼ばれ世界最先端として注目されています。

シリコンバレーといえばApple、インテル、Google、Facebookなど有名な企業が生まれた場所です。そんなシリコンバレーのアジア版としてなぜ深圳の名があがるのでしょうか。

まずは深圳で生まれた有名企業を紹介します。

深圳で生まれた企業

テンセント

アジアで最も早く時価総額5,000億ドルを突破したIT企業。

スマホゲームの「王者栄耀」や、コミュニケーションアプリ「WeChat」がよく知られている。

時価総額は世界9位、アジア1位。

HUAWEI

スマホ出荷台数の世界第2位のシェアを誇る。

通信設備においては世界最大手で、世界140カ国以上で事業を展開。

DJI

世界最大手のドローンメーカー。ドローンの世界シェア70%を占める。

営業拠点は北アメリカ、ヨーロッパ、アジアまで及び、世界100カ国のユーザーがDJIの商品を使っているといわれている。

多くの海外企業や海外の起業家が注目している都市であり、GoogleやAppleの開発拠点も深圳にあります。

どうして深圳は発展するのか?

深圳の現在にいたるまで

深圳は、わずか30年で人口30万人から1400万人にまで成長しました。

元々は漁村でしたが、生産拠点が集積する広州に近く、ビジネスの盛んな香港に隣接している土地という点を生かし発展していきました。

また、経済特区に指定され政府から様々な後押しを受け、徐々に優秀な人・知識・技術が集まるようになった結果、設計から製造・組み立て・検品・出荷までを高速でできる都市になりました。

今では「深圳の1週間はシリコンバレーの1ヵ月」と言われるほどの猛スピードで変化し続けています。

深圳の今後

中国政府によって制定された「粤港澳大湾区構想(グレーターベイエリア)」という計画があります。

粤港澳大湾区構想とは広東省(粤)の9都市・香港(港)・マカオ(澳)を統合し、世界三大ベイエリアに匹敵する国際的なベイエリアの1つになることを目指しています。

広東省の9都市に深圳が含まれており、これまで同様もしくはこれまで以上に発展していく可能性を秘めています。

世界三大ベイエリア・・・サンフランシスコ・ニューヨーク・東京であり、シリコンバレーはそのうちの1つサンフランシスコに位置する

広東省・香港・マカオの位置

深圳で生産する理由とは?

前述のとおり、深圳は飛躍的な発展をし続けています。

無数のソフトウェア企業が集まるシリコンバレーでは、多くの革新的なWebサービスが生まれていますが、深圳でも同様の現象が起きているのです。

深圳には小規模な製造下請け会社が多く存在しているため、独自のネットワークにより高速で少ないロット数のプロトタイプを生み出すことが可能となります。

また、深圳は電気街としても知られています。日本で「電気街」と聞けば秋葉原を想像する方が多いでしょうが、深圳はその秋葉原の30倍近い広さを誇ります。

そのため「深圳では必要な部品が2時間ですべて揃う」と言われているほど、製品に必要な電子部品を多種多様に揃えることが可能となっているのです。

ロット・・・1回で生産する製品数量のまとまり
プロトタイプ・・・試作品、余計な装備を省いて必要最小限なものだけ備えた製品

さいごに

目まぐるしい程の急成長を遂げてきた深圳ですが、まだまだこれからも発展していくと予想されています。

そんな深圳の工場でアグレクションの製品のほとんどは生産されています。深圳の発展と共に、今後もアグレクションはお客様のニーズに合った製品づくり・サービスを目指していきます。

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